香川県坂出市立病院は、おととし(2023年)6月に行った透析治療において、医師のミスが原因で、患者1人が死亡したことを発表しました。

「大変申し訳ございませんでした」

坂出市立病院によりますと、おととし6月、香川県内に住む患者への透析治療で、首の血管=内頸静脈にカテーテルを挿入したところ、血管から外れた位置で留め置かれたため、患者の胸に血液が溜まり、死亡したということです。

治療を担当した内科の男性医師が、カテーテルの位置確認を怠ったことが原因だとしています。

患者は、末期腎不全の持病があり、新型コロナに感染したことから両方が治療できるこの病院に入院していました。

患者の遺族は和解の意向を示していて、賠償金を支払う議案が3月坂出市議会に提出されるということです。