イギリスのスターマー首相とフランスのマクロン大統領が来週、アメリカを訪れ、ウクライナ情勢についてトランプ大統領と協議する見通しであることが明らかになりました。

アメリカのウォルツ大統領補佐官は19日、FOXニュースのインタビューで、来週、イギリスのスターマー首相とフランスのマクロン大統領がそれぞれ首都ワシントンを訪問すると明らかにしました。アメリカはウクライナ侵攻の終結を巡る協議をロシアとの間で進めていますが、英仏の両首脳は協議へのヨーロッパの関与の必要性を直接、トランプ大統領に説明するものとみられます。

ウォルツ氏はインタビューの中で、「我々はヨーロッパの参加を歓迎する」と話した上で、ウクライナの防衛のためにヨーロッパ各国のさらなる貢献が必要との考えを強調しました。

また、ロシアとウクライナの戦闘終結で合意できるかについて、「可能性は高いと思う」とし、交渉の進展に期待を示しています。

こうした中、マクロン大統領はフランスメディアとのインタビューで、停戦が実現した場合には、平和維持の目的で少数の部隊をウクライナに派遣することをイギリスとともに検討していることを明らかにしています。