元ホストの男らが女性を管理下に置き、くり返し売春させていた事件の裁判で、甲府地裁は被告2人に懲役2年4か月と罰金の実刑判決を言い渡しました。
売春防止法違反などの罪に問われたのは、元ホストクラブ店員の26歳の男と交際相手の32歳の女です。
2人は2023年12月から去年3月までの間、ホストクラブの客だった県内の20代の女性に対し、いわゆる”ツケ”に当たる売掛金の支払い免除などを理由に、くり返し売春をさせたとされます。
2人は被害女性をアパートの玄関先や車の中で生活させて位置情報アプリで行動を監視し、裁判で検察は1か月間に107回売春をさせていたなどと指摘していました。
17日の判決で甲府地方裁判所の三上潤裁判官は「強い支配を伴った被害者の尊厳を踏みにじる犯行」と指摘し、2人に懲役2年4か月、罰金30万円の実刑判決を言い渡しました。














