14日から宮崎市で始まったある変わった写真展に注目します。
その写真展のテーマは「人探し」。どんな仕掛けがあるのでしょうか?

「彼は呪われました。彼を探しています。」


この写真展のテーマは「人探し」。
会場では、突然、失踪したとされる架空の写真家「野呂いくる」が撮った作品が展示されている。

展示会を企画したのは、劇作家の濱田明良さんと文筆家のグンジキナミさん。


(写真展を企画 濱田明良さん)
「ご覧いただくと分かるが、彼は写真賞を受賞していて、その写真賞を受賞した際の作品であったり、ほかにもいろいろなものがあるが、宮崎県内をライフワークとして撮影していた彼の写真があるが・・・(グンジさんが濵田さんに耳元でささやく)おかしな点がある写真が多々あって・・・」

展示作品のなかには、このように見えてはいけない「何か」を映したものが…


さらに、架空の写真家「野呂いくる」を紹介するこんなものまで。

(濱田明良さん)
「彼の周りにあるものをいろいろ展示していて、写真以外にも、写真賞を受賞した際の新聞記事や、雑誌で特集が組まれた際の記事などもある」


さらに、日記や音声、スマートフォンなども展示され、まるで写真家「野呂いくる」が実在しているかのような世界観に引き込まれる。


(写真展を企画 グンジキナミさん)
「写真はもちろんだが、触れられるものがあったりとか、聞くものがあったりするので、体験するということをみなさんに楽しんでいただきたい」

(写真展を企画 濱田明良さん)
「ここに来て帰るときには、大好きな宮崎なんだけど、ちょっと見え方が変わってたりすると、そういう体験もおもしろいと思います」


この写真展は、宮崎市のクスナミキギャラリーで16日まで開かれ、入場料は1300円。
ホラーな世界観を楽しみながら写真展に隠されたメッセージを探してみては・・・

※念のためですが、写真展で繰り広げられる物語はすべてフィクションです。

※MRTテレビ「Check!」2月14日(金)放送分から