人体への影響が指摘されている有機フッ素化合物が熊本市内の河川や井戸で検出されたことを受け、きょう(2月13日)、対策などを検討する専門家会議が発足しました。
専門家会議は化学物質に詳しい大学の研究者など5人の委員で構成され、オブザーバーとして環境省の職員が参加します。

熊本市 大西一史市長「どういう対策をとっていけばいいのか、専門家の皆さんのご意見を頂きたい」
有機フッ素化合物をめぐっては、これまで熊本市内では植木地区、白川地区の地下水と井芹川上流周辺の公共用水で暫定指針値を超える値が確認されています。

これまでの調査で、井芹川の上流にある産業廃棄物の埋め立て処分場が放流した水から、指針値を超える有機フッ素合物が検出されたことが明らかになっています。
そのため熊本市は今後、この埋め立て処分場に放流水をろ過して処理できる施設を整備するなどの対策をします。非公開で行われた会議では熊本市が示した対策への助言がありました。
また、他にも有機フッ素化合物の発生源がないか調査範囲を広げるよう指摘されたということです。

熊本市水保全課 永田努政策監「(有機フッ素化合物が検出された場所の)北東部の詳細調査をする必要があるのではないかという指摘を、地下水についていただいた」














