経営再建中の液晶パネル大手「ジャパンディスプレイ」=JDIが千葉県茂原市の工場での生産を終了し、川北町にある石川工場に拠点を集約すると発表しました。

JDIによりますと、千葉県の茂原工場は液晶や有機ELディスプレイの開発・生産を行っていますが、2026年3月をめどに生産を終了し、液晶の生産ラインを川北町の石川工場に移すということです。

これによって事業にかかる固定費を年間およそ250億円削減できる見通しで、高収益が期待でき今後、JDIが力を入れる半導体関連事業でも、石川工場での生産に利点があるということです。

今回の工場集約は経営再建計画の一環で、JDIではディスプレイ産業への依存による慢性的な赤字体質から脱却するため、新たな戦略を推進するとしています。