熊本県の木村敬知事就任後初めての予算編成となる、県の来年度(2025年度)一般会計当初予算案が示されました。予算規模は、今年度よりやや減少した約8448億円です。

2月12日に発表された県の来年度当初予算案の総額は約8448億円。

木村知事就任後である今年度の6月補正予算と比べると約114億円減少していて、県は熊本地震の復旧工事が収束してきたことなどを理由としています。

主な事業

木村知事就任後初の当初予算案、目玉のひとつが「教育政策」です。学校現場の働き方改革として、熊本市を除く県内の全ての公立学校に1人ずつ業務をサポートする人材を配置する費用などに10億2700万円を計上しています。

このほか予算額の大きな主な事業として、半導体関連産業の集積に向けては97億1000万円、幹線道路の整備事業で中九州横断道路や熊本天草幹線道路の工事・調査費などに約75億8400万円が盛り込まれています。

なお、県は2月定例県議会に562億6800万円の今年度補正予算案も提出する予定で、セミコンテクノパーク周辺での渋滞対策(62億3000万円)や防災・減災対策(266億9700億円)などが計上されています。

2月定例県議会は2月19日に開会します。