電気料金の値上がりが水族館の魚たちにも影響です。富山県魚津市の魚津水族館では電気代が1・2倍に増加しています。生き物の維持のため節電できず、経費が大幅にオーバーする見込みです。
年間330種・1万点の生き物を展示する魚津水族館。館内にはおよそ90もの水槽があり、それぞれろ過や水温調節に莫大な電力を使っています。
魚津水族館 不破光大 学芸員:
「生物を維持しなきゃいけないので、やっぱり適水温に調節してあげたい。設定を下げるとか上げるというのはなかなか厳しいですね」
水族館の機械室を案内してもらいました。
不破光大 学芸員:
「これ館内の空調を冷やす冷却機。ここ見てもらったらわかりますけど、この機械で200キロワット、結構電気食いますね。水族館の場合は生き物もいるので、これ以外に生物用の冷却機、深海魚の冷却機も必要と」
大きく電力を使うのが、主に深海魚などの水槽の水を冷やす冷却機です。さらに…
不破光大 学芸員:
「これ循環ポンプで、ろ過をしなきゃいけないので、回りっぱなしです」
水族館の目玉、富山湾大水槽の水をろ過するポンプ。水族館では魚たちの生命維持のため、こうした水を24時間循環させたり、海から海水を届けたりするポンプが欠かせないため、ひと月で7万から10万キロワットアワーと、一般家庭400世帯分もの電力を使います。
魚津水族館では、ことし上半期の電気料金が昨年度の1・2倍となり、額にしておよそ550万円増えています。
岸田総理:
「大きな課題は、急激な値上がりのリスクがある電力料金です」
岸田総理は今月3日、電気料金の負担軽減に「前例のない思い切った対策をとる」と表明しましたが、家庭向けの電気料金は北陸電力を含む全国の大手電力会社10社ですでに上限に達し、上限のない自由料金は値上がりを続けています。
魚津水族館では、今年度の電気料金が市の予算を150万円あまりオーバーする見込みです。今のところ多めに申請していた別の予算でカバーできるといいますが、先行きは不透明です。
不破光大 学芸員:
「入館料とかなかなか上げたり下げたりできないと思うので、そのへんも何か対応できればなと。対策がないとなかなか予算増やしていくだけになるので、何か考えなきゃとは思いますね」
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