熊本県内で問題となっている交通渋滞の緩和のために、公共交通の利用者を増やせるのか。大学生から課題が示されました。

県が交通渋滞の緩和を目的に行っている公共交通の利用促進キャンペーンの一環として開かれた意見交換会には、県内の大学生や交通事業者など11人が参加しました。
去年(2024年)11月に路線バスや市電などを体験利用したという学生たちからは、公共交通を利用することで移動時間を勉強などに有効活用できたと評価する意見がありました。
一方で到着予定時間に遅れることが多いことや、目的地まで最短ルートで行けないことが、利用者が増えない一因ではないかとの指摘も出されました。

大学生「(通学時に)必ず1回は乗り換えないといけないのが面倒だと感じてしまいます」
これらの意見を聞いて事業者は、より効率的な路線を周知する重要性を改めて感じたようです。
共同経営推進室 安武慎介さん「『この行き方しかない』と思い込ませてしまっている。便利な行き方を周知できていないことに気づかされた」
県と事業者は、学生からの意見を参考に今後も公共交通の利便性の周知に力を入れたいとしています。














