日本の経済産業省にあたる台湾・経済部のトップが、台湾企業の九州進出を支援する拠点を福岡市に開設する方針を明らかにしました。
台湾が福岡市に開設するのは「台湾貿易投資センター」です。
これは2月11日、台湾を訪問中の木村敬(きむら たかし)熊本県知事など九州地方知事会のメンバーと九州の経済団体の幹部に対し、日本の経済産業大臣にあたる台湾経済部の郭智輝(カク チキ)部長が明らかにしたものです。

台湾の半導体製造の最大手TSMCの進出に伴い、九州進出を検討する台湾企業は増えています。
そのため郭部長は「センターを通じて半導体やAIなど、台湾が強みを持つ産業の日本進出を支援したい」などと語りましたが、開設時期など詳細についての言及はなかったということです。

福岡でのセンター設置について熊本県の木村知事は、県が構想を掲げる「熊本版サイエンスパーク」との連携を図りたいと意欲を示しました。
熊本県 木村敬知事「台湾系の金融機関の支店は基本的に福岡にあるため、福岡にあっても福岡と連携しながら、熊本の企業や熊本に進出したい台湾企業に向けてのアプローチは十分できる」
「日本の企業と台湾の企業が連携して、九州・熊本の地で半導体を中心としたさまざまな産業が興ることを期待している」














