プロ野球のキャンプリポート。今回は、広島東洋カープです。
7年ぶりのリーグ優勝を目指すチーム、そして、4人の宮崎県関係選手に注目します。
(髙橋美苑リポーター)
「7年ぶりのリーグ優勝へ向け、日南で『遮二無二』に春季キャンプに励むのは、広島東洋カープです」
2位ではない1位を目指す「遮二無二」をキャッチフレーズに掲げている広島東洋カープ。
昨シーズンのリーグ4位から巻き返しを図ろうと、日南市の天福球場では、侍ジャパンでも活躍した小園海斗選手や去年、ゴールデン・グラブ賞を受賞した矢野雅哉選手らが汗を流しています。
一方、投手陣は、大瀬良大地投手や、森下暢仁投手、それに、床田寛樹投手らが開幕投手を目指してアピールしています。
(広島東洋カープ 新井貴浩監督)
「ここ日南からしっかり準備していきたい。切り替えるのではなく、去年の悔しさというのを持ち続けて、燃やし続けて、今年1年戦っていきたい」
先週土曜日には、こちらの東光寺球場で2軍の選手たちもキャンプイン。
4人の宮崎県関係選手もここで練習に取り組んでいます。
初日からさっそくブルペン入りしたのは、プロ14年目の32歳で、日南学園高校出身の中崎翔太投手。
キャッチャーを座らせて35球を投げ込みました。
一方、日南高校出身で7年目のケムナ誠投手は、おととし、右ひじを手術したため、今年はけがからの完全復活を目指します。
(ファン)
「去年はけがでなかなか1軍で活躍できなかったと思うが、今年はしっかり1軍で活躍できるよう応援します。頑張ってください。」
そして、今年、1軍での登板を目指し、闘志を燃やすのが、プロ3年目、富島高校出身の日髙暖己投手です。
昨シーズンは、1軍のマウンドに上がることはなかったものの、二軍で14試合に登板し、2勝を挙げました。
キャンプでは初日からプルペンで精力的に投げ込み、開幕に向けてアピールしました。
(広島東洋カープ 日髙暖己投手)
「(去年は)思った結果がでなくて悔しかった。去年よりもアピールがうまくできればいい。結果にこだわって、1日1日大事にしていきたい」
練習中、人一倍大きな声を出しているのは宮崎市出身、プロ7年目の羽月隆太郎選手です。
(ファン)
「宮崎出身の羽月選手を応援しに、元気いっぱいに練習してる姿を見てこの子は応援しがいがあるなと」
羽月選手は昨シーズン、自己最多の53試合に出場し、走っては、12この盗塁を決め足のスペシャリストとして活躍しました。
(広島東洋カープ 羽月隆太郎選手)
「(盗塁は)1位取らないと嬉しくないので1位とって初めて喜びたい。最大限のプレーを出せるように準備だけはしたい。」
激しいポジション争いが繰り広げられている広島。7年ぶりのリーグ優勝に向け県関係選手の活躍にも注目です。
9日は紅白戦が行われたんですが、2軍から呼ばれた羽月選手が見事、ライト前に抜けるヒットを放ちました。
また、10日は日高投手とケムナ投手も紅白戦で登板し、ケムナ投手は1イニングを完璧に抑えたということです。
広島東洋カープの日南市でのキャンプは、一軍が11日まで、二軍は今月25日までとなっています。
※MRTテレビ「Check!」2月10日(月)放送分から
注目の記事
「ママ、涙が止まらなかったんだよ」2歳の娘にいつか伝えたい 消えたぬいぐるみ「コアちゃん」のこと 40軒の聞き込みとSNS、海を越えた宝探しが繋いだ“再会”

父親の腎臓を移植した男性 「使命感で」体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発、また透析生活…次に命をつないだのは-

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

「続けていけば必ずこれに打ち勝てる日は来る」ワイン醸造家が奮闘 耕作放棄地をワイン用ブドウ畑へ 再生に挑む

「ピヨピヨ」「カッコー」…青信号で鳴る音に違いがあるのはなぜ? 音響式信号機のナゾに迫る!

【1300年ぶり天体ショー】“一生に一度の輝き” 緑に光る“レモン彗星”最接近へ 島の天文台館長が伝授「日の入り後1時間」の勝負

