伊東市の大室山では、早春を彩る恒例の山焼きが行われました。

大室山の山焼きは、山を覆うカヤの新芽を育てるためのもので、約700年前から伝わり、現在は観光行事にもなっています。

観光客にも松明(たいまつ)が販売され、掛け声とともに火が放たれました。

大室山の山焼きは、ここ数年、天候不良などで延期されることがありましたが、2月9日の伊東市は雲一つない快晴で風も弱く、山焼きには絶好の日となりました。

〈参加者〉「ドキドキしました。火が急に燃え上がるからすごく熱くて楽しかったです」「楽しかった」

高さ580メートルの山頂に向け燃え広がった炎は、大室山を20分ほどで焼き尽くしました。

2月9日の山焼きには約3万5千人が訪れ、壮大な炎のショーを楽しみました。