9日も強い冬型の気圧配置が続き寒気が流入しています。北日本から西日本では、9日は大雪による交通障害に注意・警戒し、高波、風雪、着雪、なだれに注意してください。

[気象概況]
気象庁によりますと、9日は日本海北部から沿海州付近の上空にマイナス42℃以下の寒気を伴った気圧の谷があって、北日本を中心に強い寒気が流入しています。また日本の東には低気圧があって、日本付近は強 い冬型の気圧配置が続いています。このため北日本から西日本の日本海側を中心に降雪となっていて、多い所で3時間に最大20cm を観測しています。強い冬型の気圧配置の影響で気圧の傾きが大きく、 全国的に雪を伴った強い風と波が高くしけとなっている所があります。10日は高気圧が東シナ海へ移動して、日本付近の冬型の気圧配置は次第に緩む見込みです。

衛星画像　9日午前8時半　気象庁

［雪の予想］
北日本から西日本の日本海側を中心に、9日は大雪となる所があるでしょう。

9日6時から10日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
　　東北地方　　　50センチ
　　関東甲信地方　40センチ
　　北陸地方　　　40センチ
　　東海地方　　　40センチ
　　近畿地方　　　30センチ
　　中国地方　　　20センチ

［防災事項］
北日本から西日本では、9日は大雪による交通障害に注意・警戒し、高波、風雪、着雪、なだれに注意してください。