プロ絶賛…「あまりん」の次に来るいちごは?

熊崎キャスター:
「あまりん」は間違いなくいちご界のエースで、センターポジションだとは思いますが、それ以外のいちごも応援したい気持ちになりませんか?

今はすごいいちごがたくさんあり、まず産直通販サイト「食べチョク」の秋元里奈さんに伺ったのが「ほしうらら」という品種です。爽やか&食感しっかり系で、2023年から本格的に流通が始まりました。

井上キャスター:
私もいただいたところ、軽い感じで、すっと抜けていく甘さでした。酸っぱみはほぼありませんが、たるっとした甘さではなく、爽やかな感じです。

熊崎キャスター:
続いて、豊洲市場ドットコムの青果バイヤー・八尾昌輝さんは「かなこまち」という、神奈川県で作られている品種を挙げていました。果汁たっぷり系で、こちらも2023年から本格的に流通が始まっています。

私も食べましたが、もう、食べるいちごジュースみたいです。持っただけで「あ、これ柔らかいんだな」というのがわかるぐらいでした。他ともまったく個性が違って、食べてみたらもちろん甘いという。

ホランキャスター:
同じいちごなのに、ここまで個性が違うものを作ることができるというのがすごいですよね。

田中ウルヴェ京さん:
昭和の時代はゴツゴツのいちごもありましたし、酸っぱいものにはお砂糖や練乳をかけて食べていましたが、もうその時代ではないということですね。

熊崎キャスター:
そのままでおいしいですし、スイーツにして食べてももちろんおいしいということで、すごいいちごの時代になってきているということです。

そして、いちごコンサル「いちごテック」代表取締役の宮崎大輔さんには「ベリーポップ すず」という品種を教えていただきました。甘みとコクが非常に濃厚で、2021年から本格的に流通が始まったいちごです。

価格帯はだいたい1パック800円~1000円で、今回ご紹介したもののなかではリーズナブルかつ、生産が非常にしやすいそうです。

ホランキャスター:
名前がキャッチーでいいですよね。

井上キャスター:
自治体が力を入れてお金を投入し、農家の皆さんが頑張っているのはもちろんですが、日本の種屋さんもずっと掛け合わせをしているので、能力がものすごく高いといいますよね。

田中ウルヴェ京さん:
あと、いちごは作り方が面白いですよね。果物はどんなものもそうみたいですが、負荷を与えると甘くなったり、おいしくなったりすると聞きます。

井上キャスター:
水を与えすぎてはいけないという、アスリートと同じですか。

田中ウルヴェ京さん:
ある程度の負荷は筋トレと一緒ですし、大事ですよね。

ホランキャスター:
また、おいしくできた農作物をどう守るかというのも、重要なテーマになっていきますよね。

井上キャスター:
2026年以降は「あまりん」の次が来るでしょうしね。

==========
<プロフィール>
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰