6日朝の高知県内は今季最強寒波の影響で中部と西部を中心に大雪が降りました。雪のピークは過ぎましたが、7日昼前から8日にかけて再び大雪となる見込みで引き続き、気象台は注意するよう呼びかけています。

(リポート 坂根優菜 記者)
「こちらは津野町です。冷たい風が吹いています。地面には足元が埋まるほど雪が積もっています」

6日朝の高知県内は、強い寒気が流れ込んでいる影響で中部と西部の山地を中心に大雪が降り、津野町高野では午前6時に、ここ5年で最も多い42センチの積雪を観測しました。津野町では家の前に積もった雪を除雪している人や慎重に車を運転する人の姿が見られました。

(男性)
「風が強くてなかなか歩くのがたいへんですね。車で来てもいいけど、すべりますので用心して歩いてきました」

県教育委員会によりますと高知県内では津野町や四万十市など6つの市と町であわせて15の小中学校と高校、義務教育学校で休校になりました。

県警によりますと、6日午前9時までの24時間で高知県内で11件のスリップ事故が発生しているということです。

交通機関に影響もありました。JR四国によりますと、JR土讃線は一時運転を見合わせましたが現在は再開しています。また、JR予土線は窪川ー宇和島間で終日運休し、7日も終日運休が決まっています。

高知地方気象台によりますと雪のピークは過ぎましたが、中部と西部では7日昼前から8日にかけて再び山地を中心に大雪となるところがある見込みで、雪雲が発達するなどした場合には警報級の大雪となるおそれがあります。

6日午後6時から7日午後6時までの24時間に予想される降雪量は多いところで平地で5センチ、山地で25センチとなっています。

気象台は積雪や路面の凍結による交通障害に十分注意するほか着雪による倒木や電線などの断線、農業施設の管理などに注意するよう呼びかけています。