介護の仕事に理解を深めてもらおうと盛岡市の小学校で6日、介護職を紹介する出前講座が開かれました。

盛岡市の高松小学校で行われた出前講座には4年生67人が参加しました。
市では介護職を職業選択の1つにしてもらおうと、2022年度から市内の小中高生を対象に出前講座を開いています。
児童たちは市内の特別養護老人ホーム「なのりの杜」の職員から介護職の説明を受けました。

「肘を持ってくださいと声をかけてあげて下さい。出発するときは歩き出しますよ。歩き出してあげてください」

視覚障がい者体験では講師からサポートの仕方を教えてもらったあと二人一組になり、1人がゴーグルで目隠しをして、もう1人が誘導役を務め校内を歩く体験を行いました。

(児童は)
「支えてあげられてうれしいという気持ちになることができるから、ちょっと(介護職に)なりたいと思った」


(なのりの杜 機能訓練指導員 及川葵さん)
「こういうお手伝いをしたら怖くないかな、安心するかな、という気持ちを学んで
もらういい機会になったなと」

児童は体験を通して人を支える介護の仕事に理解を深めていました。