節分の日の2日、長崎県平戸市では子どもたちの健やかな成長を願う恒例の節分行事「子泣き相撲」が行われました。

行司「はっきよい、早く泣いた方が勝ちよ」「はっきよい~」

平戸市の最教寺(さいきょうじ)に伝わる「子泣き相撲」

今年は県の内外からおよそ130人の赤ちゃん力士が出場しました。

(意気込みを)「がんばります!」

「いつもにこにこ笑ってくれる子なのでちょっと勝てるかどうか」

「はっきよい!はっきよいはっきよい」

「おーにこにこしよる」「ほら泣いた~」

この日ばかりは泣いたが勝ち。

ですが、周りの声援をよそに赤ちゃんたちは土俵で寝たり、笑ったり。

「泣いて、泣いて~」
赤子の泣き声で亡霊が退散したという寺の言い伝えにちなんだ節分の祭りです。

「人に優しい子に育ってくれればなと思います」

「元気に健やかに育ってほしいですね」

「あ~笑いよる、にこにこしよるもん」

子どもの健やかな成長を願う伝統の子泣き相撲。
寺の境内は赤ちゃんの泣き声と見物客の笑い声に包まれていました。