無許可で風俗営業を行った罪などに問われた匿名・流動型犯罪グループのリーダー格の男に実刑判決です。

判決を受けたのは、住所不定・無職の小田涼太被告(28)です。

判決によりますと、小田被告は去年5月、郡山市で風俗営業の許可を得ずに接待を伴う飲食店を経営し、18歳未満の少女に客の接待をさせました。

31日、福島地裁郡山支部で開かれた判決公判で、菊地真帆裁判官は「善良な風俗の保持などに与えた影響は大きい」と指摘。また、「警察の指導が入ったあとも共犯者に無許可での営業継続を指示していた」などとして、懲役10か月、罰金80万円の実刑判決を言い渡しました。

この事件をめぐっては、「トクリュウ」と呼ばれる匿名・流動型犯罪グループが関与していて、小田被告はリーダー格とみられていました。