埼玉県・八潮市の道路陥没は、発生3日目となり、さらに穴が拡大。市民生活への影響も広がる一方で、支援の動きも出ています。
埼玉・八潮市「道路陥没」難航する救助活動
井上貴博キャスター:
埼玉県八潮市で道路が陥没し、トラックが転落した事故。穴が崩落するなど危険な状態が続いていて救助は難航しています。初動でヘリコプターで近づくということは難しかったのでしょうか。

芝浦工業大学 稲積真哉教授:
そうですね。ヘリコプターで救出をスタートしても、救出することによって(今も続いていますが)再び周辺の地盤が動き出す危険性があるため、なかなか救助が難しいと考えます。
井上キャスター:
この地域の地盤や水の状況はいかがでしょうか。

芝浦工業大学 稲積真哉教授:
このあたり(八潮市)はとにかく非常に柔らかい軟弱な地盤です。軟弱な柔らかい地盤というのは、すなわち多くの水を含んでいる地盤ということなのです。
柔らかいため今回のような穴が開いてしまうと周りの柔らかい地盤がどんどん穴に向かって動こう動こうとします。その状態が今も続いてると思います。
井上キャスター:
近づくにも近づけないということなのですね。
ホラン千秋キャスター:
地元の皆さんは自分たちの生活はもちろんですが、救助されていない男性を心配する声がありました。
スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
最優先は救助です。そして長期化する可能性があるので今後どうなるのか、日本に住んでいる人たちはみんな心配だと感じています。