宮崎県の県立延岡病院は、1月26日に発生した停電により、救命救急センターの受け入れをおよそ5時間にわたり停止したと発表しました。

県立延岡病院によりますと、1月26日の午後5時46分に停電が発生し、非常用電源に切り替えて対応しました。

しかし、停電が解消し、通常の電源に戻る際、一部の施設で電力が供給されない状態となったと言うことです。

そのため手術室が使えなくなったり、電子カルテが見られなくなったりしたほか、エレベーターや空調が停止。

救命救急センターでの患者の受け入れを停止したということです。

当時、救命救急センターでは、患者1人が手術を待っていましたが、宮崎大学医学部附属病院に搬送し、命に別状はなかったということです。

救命救急センターでの患者受け入れが再開したのは、およそ5時間後の午後11時でした。

県立延岡病院では原因究明を進めるとともに、電源が止まった際の医療継続について対応を強化していきたいとしています。