今年も賃上げの機運が高まるなか、賃金だけでなく福利厚生を拡充させようという中小企業などのニーズを狙ったビジネスが広がっています。
エデンレッドジャパン 天野総太郎 社長
「中小企業こそ福利厚生による賃上げ。実質手取りアップを果たすことで、中小企業の働きやすさや稼ぐ力そのものを底上げし、実感できる賃上げを実現していきたい」
都内で開かれたこのイベントは、企業での福利厚生の導入を加速させようと、ベンチャーのIT企業が主催したものです。
このベンチャー企業は福利厚生として、外食などに使えるチケットサービスを展開していますが、中小企業からの問い合わせが急増していて、去年の新規契約は2021年と比べると7倍あまりに増えたということです。
イベントにはこのほか、▼家事の代行サービスを手がける企業や、▼ギフト券の提供サービスなどを行っている企業も参加。福利厚生は、▼従業員の手取り増加や、▼企業の税負担の軽減にもつながることから、中小企業の導入メリットをアピールしていました。
去年の賃上げ率は、▼大企業は5%台と高水準でしたが、▼雇用全体の7割を占める中小企業は3%台にとどまっていて、“賃金格差”の広がりが課題となっています。
こうしたなか、中小企業では人材の確保に向けて、賃金だけでなく福利厚生を拡充させようというニーズが高まっています。
注目の記事
「ふるさと納税の返礼品に備蓄米」村長が認め さらに産地めぐる疑問が 熊本・西原村

福岡初のイスラム教徒へのヘイト街宣 1000年続く伝統祭礼「筥崎宮の放生会」を汚してまで…

「白いバースデーケーキが欲しい」食物アレルギーがある息子の願いが叶った日 【笑顔のケーキをあなたに 前編】

快適な秋は短くすぐ冬に…?今年も「四季」→「二季」か 22日冬の長期予報発表前に予報資料から見える“サイン”とは tbc気象台

「現金を使えない子が増えた」“新潟唯一の問屋”を継いだ駄菓子屋店主が日々感じる“現代の子ども”と時代を超えて続く“小さな社会” 新潟市秋葉区

「お昼ごはん、何が食べたい?」と聞かれたら…どう答える?地雷ワードと神ワード 共働き世帯増も、家庭内の役割は変わらず?
