宮崎から東京に「農産物」を運んだトラックが、宮崎に戻る時に「日用品」を積んで輸送するという業界を横断した実証実験が行われることになりました。
国内では農水産物や食品の流通の98%をトラック輸送に依存していますが、九州から東京へ農産物を運んだ後のトラックが九州に戻る際、荷物が確保しにくいという課題があります。
こうしたなか、流通経済研究所は、宮崎から東京に輸送した農産物の戻り便を活用して、日用品の輸送を行う「共同物流」の実証実験を行うと発表しました。
実験では、来月2日、フェリーを活用して県産のピーマンやキュウリを宮崎港から神戸港まで運び、トラックで東京市場に輸送。
その後、神奈川でトラックに日用品を積み込み、大阪で降ろします。
そして、5日の夜、大阪で新たな日用品を積み、神戸港を経由してフェリーで宮崎港へ。
宮崎港に到着した貨物は、南九州の各地に配送するため、交通の便がいいえびの市の産業団地にある丸善グループの物流倉庫を中継拠点とし、福岡や鹿児島に輸送します。
流通経済研究所では、農産物の出荷情報と日用品の物流情報を連携させ、業界を横断して共同物流を実現する仕組みを構築したということです。
(流通経済研究所 荒木協和特任研究員)
「荷主の方が横連携をして、きちっとデータを出し合ってそういうプラットフォームでどういうふうに物が動いてるかも把握しながら、両方の荷物が平準的に運べるようにするというのがこの宮崎の実証実験をスタートに進めていく使命だと思っている」
(えびの市 村岡隆明市長)
「えびのだけの拠点というよりも、南九州にまた拠点ができれば、さらにこの動きが加速すればよい」
流通経済研究所では、実証実験の結果を来月中にまとめ、結果次第では5月ごろから実際の流通に取り入れることにしています。
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