2021年7月、静岡県熱海市で起きた土石流災害をめぐり、起点にあった盛り土についての措置命令を取り消すよう、土地の前の所有者が静岡県を相手取り裁判を起こしました。
静岡地方裁判所に裁判を起こしたのは、盛り土のあった土地を2011年まで所有していた神奈川県小田原市の不動産管理会社「新幹線ビルディング」です。新幹線ビルディングは、8月1日に静岡県から新たな条例に基づき、土石流の起点で崩れずに残ったままの盛り土の撤去を行うよう措置命令を受けていました。
関係者などによりますと、今回の訴えで新幹線ビルディングは、措置命令の対象になりえない、2022年7月に施行された条例が時間をさかのぼって適用されることは憲法違反だ、などと主張。県に対し、重大な誤認などがあり看過できない違法性があるとして、措置命令を取り消すよう求めています。
注目の記事
強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

「保険が不正使用されている」記者に詐欺電話 “だまされたふり”続けるとオンラインで事情聴取 警察官姿の犯人が… 詐欺手口の全貌は

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本









