日本気象協会の「2025年春の花粉飛散予測 第3報」によりますと、この春の花粉の飛び始めの時期はほぼ例年並みで、2月上旬には九州から関東の一部でスギ花粉が飛び始める見通しであることがわかりました。また、飛散量は広い範囲で例年より多く、四国・近畿は例年の2倍以上となりそうです。

日本気象協会 tenki.jp によりますと、スギ花粉は2月上旬に九州から関東の一部で飛散開始となる見込みです。
2月中旬には関東以西の広い範囲で、2月下旬には北陸と東北南部でスギ花粉シーズンを迎えるでしょう。東北北部は3月上旬から中旬に飛散開始となる見込みです。ほぼ例年並みのスタートですが、東海と東北では例年並みか早い予想です。

スギの雄花は、初冬の冷え込みが厳しいと休眠打破が順調に進み、休眠から目覚めた後は、暖かいほど開花が早くなる傾向があります。今シーズンの冬は12月から1月半ばにかけて寒気の影響を受ける日が多くなりましたが、この先2月にかけての気温は平年並みか高く推移する見通しです。3月の気温は平年より高いでしょう。
スギの雄花の休眠打破はおおむね順調に進み、休眠から目覚めた後は、寒さの和らぐ日が現れると順調に開花すると予想されます。スギ花粉が飛び始める時期は、多くの所で例年並みですが、東海と東北は例年並みか早い見込みです。