香川県の県立高校で、授業に使うタブレット端末が来年度の新入生から自己負担となる問題です。公費による貸し出しを続けてほしいと、新たに2600人あまりの署名が教育委員会に提出されました。

保護者の有志による「考える会」が、2600人あまりの署名を担当者に手渡しました。去年11月にも提出していて、あわせると約1万8千人分です。県教委は、来年度の新入生から学校指定のタブレット端末を自己負担とし一部を補助することにしていますが、全日制では約3万5千円の負担が新たに必要になります。

(香川県の高校生のタブレットについて考える会 福本由紀子さん)
「半額補助になったのは本当にほっとしています。ただやっぱり教育にお金がないという人も多いので、どうにかして全額補助にならないかと」

署名活動では「なぜ一律で新品を買う必要があるのか」など多くの意見が寄せられているといいます。「考える会」は来月、この問題について、高校の教員と保護者との意見交換会を開くことにしています。