JR九州は29日、西九州新幹線の開業から6日間の乗車率を公表しました。古宮社長は「比較的、順調な滑り出し」と評価しました。


◆6日間の平均乗車率39%
JR九州 古宮洋二社長「今のところ、比較的、順調な滑り出しであったというのが、私の全体的な総括です」

JR九州の古宮社長は29日の定例会見で、西九州新幹線の開業について「比較的、順調な滑り出し」と評価しました。
開業日は指定席の乗車率が83%で、指定席と自由席をあわせた1日の平均乗車率は66%でした。連休2日目と3日目の平均乗車率は40%台、平日の平均乗車率はそれぞれ20%台で、開業から28日までの6日間でみると、利用者は4万6200人、平均乗車率は39%となっています。


◆「ダイヤ改正」で約200件の問い合わせ
古宮社長は、乗車率は「ひとつの指標」とした上で「いかに息の長い取り組みにしていくかが課題」とコメントしました。
また、新幹線の開業にあわせて行われた「ダイヤ改正」について、特急の減便に関する意見など約200件の問い合わせがあったことを明らかにしました。JR九州は、状況をみて対応していきたいとしています。