熊本県の木村敬知事が、旧優生保護法の被害者と面会して謝罪しました。
木村敬知事「心からおわびします」
木村知事から謝罪を受けたのは、旧優生保護法の下、20代のころに不妊手術を受けた県内に住む女性です。
旧優生保護法を巡っては、この法律の下で、不妊手術を強制されたことは憲法違反だとして、県内でも今年2月に亡くなった渡邊數美(わたなべ かずみ)さん(当時79歳)と県内に住む70代の女性が熊本地裁に提訴し、国に損害賠償を求めていました。
同様の裁判は全国で起こされ、今年7月の最高裁判決を受け、国と原告側は今年9月、和解する条件を固めて合意。
熊本地裁に提訴した2人も、今年11月に福岡高裁で和解が成立したことから、原告以外を含めた謝罪につながりました。
女性はきのうの面会で木村知事に向けた手紙を読み上げ、「被害者であるものの声を上げることができず、救済されていない人もいる」としたうえで、「障害の有無に関わらず、安心して暮らせる社会づくりをしてほしい」と訴えました。
また女性は、自宅近くの廃業した病院に残されているという「旧優生保護法指定医」と書かれた看板についても木村知事に対し、こう伝えました。
20代のころに不妊手術を受けた女性「二度と同じ間違いを起こさないためにも
『負の遺産』として、これらの表札(看板)を残してほしいと願います」
木村知事は看板について女性の意見を踏まえたうえで医師会などと協議し、今後の対応を検討したいとしました。
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