アメリカ国防総省は、中国が保有する運用可能な核弾頭が去年から100発ほど増えて、600発を超えたとする報告書を発表しました。
アメリカ国防総省は報告書の中で、中国が持つ運用可能な核弾頭がおよそ4年間で3倍近く増加したとしています。今後も戦力の増強が続くとしていて、2030年までに現在の600発超から1000発を超える水準になると分析しています。
また、中国とロシアとの関係について、強固であり、さらに深まっていると指摘。ロシアのウクライナ侵攻を経済面や軍事技術面で中国が支えているとして、戦闘活動から得た知見を自国の強化に活用していると警戒感を示しました。
台湾海峡情勢についても、中国が近海で大規模な軍事演習を実施するなど、台湾への軍事的、政治的な圧力を強めていると指摘しています。
一方、中国外務省は19日の定例会見で報告書について、このように述べました。
中国外務省 林剣 報道官
「アメリカ側の報告書はこれまでと同様に、事実を顧みず偏見に満ち、中国脅威論を広めるものだ」
そのうえで、「アメリカ側は冷戦思考や覇権の論理を捨て、中国の戦略的意図や国防建設を客観的かつ理性的に見るべきだ」などと主張し、報告書の公表をやめて、米中関係の安定を促すよう求めました。
注目の記事
世界陸上の競技直後にプロポーズした、されたスロバキア代表選手2人が東京大会は「婚約者」として「同日同時刻」スタート!当時の裏話や東京大会への意気込みを語る

「私の名をかたり 許しがたい」滝澤依子新潟県警本部長の『偽アカウント』を“投資関連”のLINEグループトークで確認

「ハラミ」はいつから主役級? 人気の裏に焼肉店の苦労…プロ直伝・お家焼肉のコツを紹介【Nスタ解説】

「赤ちゃんにはなるべくあなたの母乳を」牛乳パックの“広告”に賛否 50年続く表現めぐりSNSで様々な意見

「市民に信を問う」“学歴詐称”疑惑で不信任決議を受けた静岡・伊東市の田久保市長、議会解散を選択 「伊東市がどうなっても関係ない」市民からは怒りの声【news23】

【画像閲覧注意】大量発生の“毛虫”『アメリカシロヒトリ』とは? 青森県八戸市の公園や学校に“うじゃうじゃ”と… 約3年周期で大量発生? 駆除業者は記録的猛暑など影響の可能性指摘「全滅は不可能に近い」
