日本銀行は12月の岩手県内企業の短期経済観測調査(短観)を発表し、景況感を示す業況判断指数は5期連続のマイナスとなりました。
日本銀行盛岡事務所によりますと、「景気がいい」と答えた企業の比率から「悪い」と答えた企業の比率を引いた「業況判断指数」は全産業でマイナス3で、前回9月の調査からは1ポイント上がりましたが5期連続でマイナスとなりました。
一方、業種別は製造業で価格転嫁が進んだことなどを背景にプラス5と2021年3月の調査以来3年9か月ぶりにプラスとなりました。非製造業は消費者の節約志向の高まりなどから前回から4ポイント下がってマイナス7となりました。
日銀は先行きについて全産業で「悪化する」と予測しています。