今、注目を集めているアメリカ発祥の新しいスポーツ、「ピックルボール」。
その国際大会を山口県で開催しようという動きが出ています。
15日、東京で開かれた大会を関係者が視察しました。

中村周 記者
「東京の有明テニスの森公園にやってきました。といっても、行われているのはテニスではなく、ピックボールというニュースポーツの国際大会です。この大会を山口県でも開こうと、関係者が視察に訪れました」

県内の競技団体と村岡知事や県議会議員、伊藤山口市長、篠崎宇部市長が会場を訪れました。



村岡嗣政 知事
「僕1回やったことあるんですよ。軽くてね、打ったときに感触がすごくいい」

そもそも、ピックルボールとはどんな競技なのでしょうか。



卓球より少し大きいパドルというラケットを手に、プラスチック製の穴の開いた軽いボールをテニスのように打ち合います。



アメリカではプロリーグが発足していて競技人口は、およそ1360万人に達しています。
日本連盟によると、日本国内ではおよそ1万人がプレーしているそうです。

参加者
「老若男女一緒に楽しめる。誰でも簡単に楽しめる」
「楽しい!音がいい」
「70代ぐらいになっても続けられたらいいなと思います」

大会には10カ国以上からおよそ700人が参加。



最終日の15日はスペシャルイベントがあり、エキシビションマッチに林芳正官房長官が登場。
アメリカのトッププロや杉村太蔵さんとプレーし、観客を沸かせました。



林官房長官がピックルボールを始めたのは今年5月から。
もともとテニスをしていたこともあり、今では「唯一のストレス解消法」と言うほど、はまったそうです。



林芳正 官房長官
「気持ちよかったですね、本当にきょうは。山口でも大会をぜひやりたいですね。ぜひ誘致をお願いできると、2年後にね」

村岡嗣政 知事
「できたらいいなと思いますね。多くの県民の方が楽しめるような形で、山口でも広めていけたらなと思います」



県内の競技人口はまだ少なく、コートの確保も含めて国際大会誘致に向けての課題となりそうです。