政治改革をめぐり、自民党は非公開にできる支出として残す方針だった「公開方法工夫支出」について、野党の反発を受け、法案から削除する方向で最終調整に入りました。国会記者会館から中継でお伝えします。
少数与党となるなか、法案の成立が見通せないことから、自民党は修正を迫られた形で、政権内からは「きょうが野党との交渉の山場になる」との声が上がっています。
日本維新の会 片山大介 参院議員
「裏金問題が問題になった時点で、例外を作ろうという考え自体が私はおかしいと思います」
石破総理
「政府ではできない党の外交、議員外交というのは当然ございます。政府と政府では交渉にならないというような国もございますね。党としての外交があり、私どもは今までそれで多くの成果を上げて参りました」
石破総理はきょうの参議院予算委員会で、公開義務のない政策活動費を廃止する一方、外交上の秘密を守る場合など非公開とすることができる「公開方法工夫支出」については、必要との考えを改めて示しました。
ただ、自民党はけさ、政治資金規正法の再改正について協議し、「公開方法工夫支出」の必要性については引き続き訴える一方、野党側との合意点を見いだすため、撤回する方向で最終調整に入りました。
立憲民主党 大串博志 代表代行
「野党が大きくまとまっていますので、私たちの考えを通していけるのではないかなというふうに思い、期待しているところです」
野党側も自民党側と折り合う姿勢を示していて、今の国会での政治資金規正法の再改正をはかるため、近く、衆議院の特別委員会で採決し、早期に参議院に送る公算が大きくなりました。
注目の記事
新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット 「嘘だと思われる」直撃したユーチューバーを取材 見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」









