広島ドラゴンフライズは11日、西地区で順位が1つ上の6位「長崎ヴェルカ」と対戦しました。

試合前のフリースローセレモニーに登場したのはカープの 新井貴浩 監督。3年連続での挑戦となったことしも惜しくも失敗に終わりましたが、会場を盛り上げました。

試合は日本代表・馬場雄大をけがで欠く6位の長崎ヴェルカに対し、7位のドラゴンフライズは、広島出身の三谷が積極的にシュートを放ち、序盤はリードします。

しかし、長崎に3ポイントを12本も決められ、第3クォーターを終えて10点ビハインドの展開に…。すると広島ドラゴンフライズは第4クォーターに朝山ヘッドコーチの英断で渡部琉をポイントガードで起用します。

●朝山正悟ヘッドコーチ
「よりいっぱい、ボールを触らせた中でリズムが取れた方が彼らしさが出るんじゃないかと。そこからのディフェンスの強度も上がってますし。彼の本来のよさみたいなものが出ていたので、非常にきょうは、そこがこのチームの勝利に貢献してくれたんじゃないかと」

ディフェンスの強度が増し、広島ドラゴンフライズは山崎の3ポイントで同点に追いつくと、三谷が速攻でレイアップを決めてリードを奪います。

さらにブラックシアーがオフェンスリバウンドを奪い、エバンスがきっちり3ポイントを決め、会場のボルテージも最高潮。三谷がキャリアハイの16点を奪うと、逆転勝利で順位を6位に上げました。

●三谷桂司朗 選手
「チームの賞に貢献できたっていうのを実感することができましたし、最後までコートに立ち続けて戦えたのは個人的にも自信につながりました」