きょう、臨時国会が召集されます。先の衆院選後、初めてとなる本格的な論戦の場で、今年度の補正予算案や政治改革の実現などをめぐり与野党の議論が交わされます。国会から中継です。
与党が議席の過半数を割り込み、国会論戦の景色が一変するなか、石破総理はけさ、「丁寧に国会運営をしていきたい」と意気込みを語りました。
石破総理
「自公というのが基本ですけども、より丁寧に、各党のご意見を聞きながら国会を運営していきたい」
臨時国会では、今年度補正予算案の審議のほか、政治改革の実現に向けて政治資金規正法の再改正などをめぐり、与野党の本格的な論戦が交わされます。
政治改革をめぐっては、自民党が慎重な姿勢の「企業・団体献金」の禁止をめぐる議論が焦点です。
立憲民主党などは禁止に向けて野党案の作成を目指すなど攻勢を強めていますが、国民民主党はその議論にも参加しないなど、足並みの乱れも目立っています。
少数与党となるなか、着実に法案を成立させたい自公と、結束して政権に対峙したい立憲民主党による多数派形成をめぐる攻防で、国民民主党の存在感が高まる結果となっています。
Q.もう1つの焦点の、いわゆる年収「103万円の壁」の引き上げをめぐる与党と国民民主党の協議で進展はあったのでしょうか?
けさ、3党の税調会長が2回目の協議をおこない、与党側は引き上げの狙いのほか、実施の時期や財源の確保策などについて確認し、国民側は持ち帰ったということで、いまだ具体論には踏み込めず、議論は難航しています。
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