ススキノのガールズバーで起きた爆発・火災。火をつけたとみられる41歳男性と、全身やけどを負った女性従業員が今月上旬まで同居していたことがわかりました。店舗のキャストが2人の関係について証言しました。

「知らない人が液体をばらまいて火をつけた」

11月26日、札幌市ススキノのビルで爆発と火災が発生しました。火元は2階のガールズバーです。

発生当時、「ビルから複数の人が出てきた」と、現場近くにいた人は証言します。

現場近くにいた人
両手とか髪の毛が燃えてパニックになった男性が出てきて、両手にタトゥーが入っていて、タトゥーが溶けるくらいドロドロ。皮がめくれて、髪の毛もチリチリ、水をはじくような。そこのローソンで『お水くれませんか』と言って、水をバケツでもらった」

現場近くにいた人
「若い20代の金髪の女性が出てきて、店の制服のままだと思う。『熱い、助けて』と階段から下りて来て。その後、ちょっとして男性が同じように服に火がついて下りて来て、通行人みんなで(布で)たたいて消して」

火元となったガールズバーは、ススキノでも有名なバニーガール姿で接客する店です。

ビルは6階建てで、2階と3階がバーとなっており、それぞれカウンターやテーブルが置かれ、らせん階段でつながっています。

関係者によると当時、店は営業中で、2階にはバニーガール姿の女性が1人、女性従業員が2人、客の男性が数人いました。

そこに、41歳の男性が無言で入店。バケツに入れていたガソリンのような液体をまき、ライターのようなもので火をつけたということです。

やけどを負った男性を介抱したという女性は、こう証言します。

現場近くにいた人
「『何があったんですか』と聞くと、その男性が『知らない人が液体をばらまいて火をつけた』と。そこまでしゃべれるような状態ではなくて、『痛い』や『苦しい』しか言えなかったので分からない。苦しいなか、その部分だけ話してくれたのは、がんばってくれたと思う。無理させて聞いてしまった自分も申し訳ない」