災害で被災した人たちに無償で車の貸し出し支援を手がけている宮城県石巻市の一般社団法人は、現地の活動拠点で働くスタッフの事前募集をしています。

石巻市の日本カーシェアリング協会が募集している「災害対応人材BANK」は、地震や大雨などの被災地で車の貸し出し事業を始める際、事前に登録したスタッフにすぐに働いてもらうという制度です。東日本大震災以降、協会は国内26の災害の被災地に活動拠点を設け、無償で車を貸し出してきました。

しかし、その都度の求人で人手の確保に苦労していたため、事前に募集をしておくことで支援開始の迅速化を目指します。

日本カーシェアリング協会 吉澤武彦代表理事:
「比較的時間の融通が利きやすい人が登録、活躍しているので、被災地のためになにかやりたいという気持ちがあればぜひ登録を」

この制度は、去年5月に始まり、全国で100人以上が登録しているものの居住地に偏りがあり、全国から人材を募ることになりました。登録スタッフはパートタイムでの雇用となります。