プロ野球、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手がチームを退団し来シーズンは他球団でプレーする意向であることが明らかになりました。

田中将大投手(公式YouTubeより):
「このたび私は、楽天イーグルスと来季の契約を結ばずに新たなチームを探すことに決めました」

田中将大投手は24日、自身の動画チャンネルで「楽天イーグルスと来シーズンの契約を結ばず、新たなチームを探すことに決めました」と公表しました。楽天野球団は田中投手について「減額制限を超える来シーズンの提示と共に球団に残るよう慰留したものの本人は難しいとの回答だった」と経緯を説明。提出する契約保留者名簿に田中投手を記載しないことを明らかにしました。今後は自由契約選手として公示されることになります。

2006年、高校生ドラフト1位で楽天に指名されました。

田中投手入団会見:
「この背番号に恥じないようにこれから先そういうピッチャーになれるように、そしていずれは日本球界を代表するような投手になりたい」

田中投手はルーキーイヤーから11勝をあげ、新人王に輝きます。その後球界を代表する投手に成長すると、2013年には24勝無敗という驚異的な成績で球団初のリーグ優勝、日本一に大きく貢献しました。

そしてメジャーリーグで活躍後、2021年に楽天に復帰しましたが、去年オフに肘を手術するなど思うような結果を残せず。今シーズンは1試合のみの登板となりました。

その田中投手は、23日行われたファン感謝祭で来シーズンへの意気込みを話していました。

田中将大投手:
「今年、僕自身は本当に何もできなかったので、とにかく来年一軍の舞台に立てるように頑張っていきます。皆さんから応援したいと思っていただけるように頑張ります。ありがとうございました」

田中投手について25日朝、JR仙台駅前では様々な声が聞かれました。

街の声:
「残念ですよ、東北の人間として」
「結構、びっくりしました。2013年、自分は小学生で日本シリーズの投球を見ていたので、退団とは思っていなかったが新天地で200勝目指して頑張ってほしい」
「楽天の宝だと思うのでもうちょっと楽天でやってほしかった」

去就が注目される田中投手。今後については「まだ何も分からない状態。結論が出たとき、また自分から報告させて頂きます」と語っています。今後もその動向に注目です。