香川県三豊市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例は、昨夜、「陽性」と確定しました。ニワトリ約7万羽の殺処分など、防疫措置が行われています。

(茅原淳記者)
「防護服を着た職員が養鶏場に入っていきます」

香川県によりますと、きのう(7日)行った国の遺伝子検査の結果、H5亜型の遺伝子が検出され、高病原性鳥インフルエンザの「陽性」が確定したということです。このため、発生した三豊市の養鶏場と、同じ管理者が出入りしている別の農場のあわせて2か所で、飼育されている採卵用のニワトリ約7万羽について、県の職員50人が24時間態勢で殺処分を行っています。午後2時現在で約1万2000羽が処分され、あすから地中に埋める作業が行われる予定です。

(池田豊人香川県知事)
「また発生したことに対しては申し訳なく思います。できるだけ影響が少なくなるようにしたい」

また、香川県は、感染拡大防止の措置として周辺の5か所に消毒ポイントを設け、畜産関係の車両の消毒を行っています。あわせて、半径3キロ以内の養鶏場のニワトリや卵などの移動と、半径10キロ以内からの搬出を制限しています。