陸上自衛隊の国内唯一の幹部養成機関である「幹部候補生学校」の武装障害走検定が、福岡県久留米市で16日に実施されました。

久留米市の射撃場で行われた「藤山武装障害走検定」には、今年の春に防衛大学校や一般大学から入校した幹部候補生約340人が参加しました。この障害走は1978年から続く伝統の検定試験で、銃やヘルメットなどで武装して2.2キロのコースを走り抜けるものです。

コースの途中には、高さ2メートルの壁やロープ渡りなど20の障害物が設けられています。家族や卒業生が応援に駆けつける中、幹部候補生は必死にゴールを目指していました。

幹部候補生は、男性が26分30秒以内、女性が32分以内にゴールできなかった場合、再検定を受けることになります。