10月も半分を過ぎたというのになかなか暑さは収まりきってくれません。山口県内で観測史上、2番目に遅い真夏日となりました。

秋の味覚の便りも遅れ気味だそうです。

萩市、城下町。
雲が広がり、日ざしはありませんが、蒸し暑さを感じました。

神戸からの修学旅行生が食べているのはソフトクリーム。18日の山口県内は、3つの地点で最高気温が30度を超える真夏日となりました。
萩市・須佐で30.8度、下松で30.2度。
萩は30.1度でした。
県内で、もっとも遅い真夏日の観測は1951年の萩で、10月19日。
2番目に遅い真夏日観測でした。

この暑さの影響でしょうか、秋の味覚も少し遅れ気味のようです。

吉冨冴 記者
「きょう採れたマツタケ、早速においを嗅いでみたいと思います。すごく、いい香りがします、マツタケの強い香りで秋を感じます」

山口市阿東地域にある特産品販売店の「あとうふるーつしょっぷ」にマツタケが並びました。

暑さの影響で、例年より1週間から10日ほど入荷が遅れているそうです。

5日前から、1日に2~3本程度入るようになり、きょうはやっと、1キロ入荷しました。

ただ、悪いことばかりではないようで雨が少なかったためマツタケに虫が付かず、味と香りがよく、品質は高いということです。

きょうの1キロのパックでお値段10万円だそうです。

下関市から来た男性
「あ~、ええわ、懐かしい、ことし初めて、1か月にはならんは、3週間ぐらい前か来たとき、まだことしは影も形もないって言われて、もうひと月せんにゃ出んでしょうって言われたんですけどね」

入荷を心待ちにした人がたくさん訪れていました。

あとうふるーつしょっぷ 山本信 店長
「きょうようやく1キロぐらい出たから一安心です。来週ぐらいからは、(隣の飲食店で)マツタケうどんができると思います。またおいしいマツタケ弁当とそれからマツタケうどんをやりますから、どうぞぜひ阿東のマツタケの味を嗅ぎに来てください」

山本さんは10月下旬から11月中旬が入荷のピークだと見込んでいて入荷量が安定すれば価格も落ち着くということです。