今年のノーベル平和賞に選ばれた日本被団協の箕牧代表委員が広島市の平和公園を訪れ、慰霊碑に受賞決定を報告しました。
今年のノーベル平和賞に選ばれた日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の箕牧代表委員はきょう、受賞決定後、初めて平和公園を訪れました。
日本被団協 箕牧智之代表委員
「私たちは核兵器廃絶を諦めません」
慰霊碑に花を手向け、代表委員を務めた坪井直さんなど、これまでに亡くなった被爆者およそ34万人に受賞決定を報告しました。
日本被団協 箕牧智之代表委員
「みんな亡くなった。活動が一番盛んなときにノーベル平和賞を受賞していたらもっとよかった」
被爆者の平均年齢は85歳を超えていて、核兵器廃絶の訴えを、いかに引き継ぐかが課題です。
一方、長崎では、被団協の代表委員を務めた谷口稜曄さんの墓前に遺族らが受賞を報告しました。谷口さんは原爆で傷ついた体で40か国以上を訪れ、核廃絶を訴え続けました。
長男 谷口英夫さん(65)
「(生前に受賞を聞いていたら)ちょっとニヤッとしたのではないか。ノーベル賞が目的で(運動)やっていませんから」
日本被団協 田中重光代表委員(83)
「『政治指導者に警鐘を鳴らす』意味でも受賞できたと思う。(核保有国が)核兵器を捨てないといけない、そういう所まで追い詰めていきたい」
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