牧原秀樹法務大臣はきょうの記者会見で、再審=やり直しの裁判で無罪が確定した袴田巖さんについて、「『申し訳ない』という気持ちを持っているとお伝えしたい」と述べ、謝罪しました。
牧原秀樹 法務大臣
「相当な長期間にわたって、袴田さんが法的に不安定な地位におかれたという状況については、私も大変申し訳ないという気持ちを持っているということをお伝えしたい」
牧原法務大臣はきょうの記者会見でこのように述べ、無罪判決が確定した袴田巖さんに謝罪しました。袴田さんをめぐっては、一度は死刑判決を受けながらも、再審=やり直しの裁判で静岡地裁が先月、無罪判決を言い渡し、今月9日に確定しています。
1966年の事件発生から58年が経過しての無罪確定を受けて、「再審法」の不備を指摘する声や、「再審制度」を規定する刑事訴訟法の改正を求める声が高まっています。
牧原大臣はこの点について、「法務省では、(再審制度について規定した)刑事訴訟法改正について協議会を開いて議論をしている。充実した議論を重ねてもらうことが必要だと思う」と話しました。
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