当時14歳の実の娘と性行為をしたとして不同意性交の罪に問われた陸上自衛隊山口駐屯地の隊員の男に山口地裁が懲役6年の実刑判決を言い渡していたことが分かりました。

判決によりますと陸上自衛隊山口駐屯地の隊員の男は今年3月18日、自宅で14歳の娘が16歳未満であることを知りながら性行為をしました。

裁判の中で、男は3年ほど前から20回程度、性行為に及んだとも述べていました。

9月11日に山口地裁で開かれた判決公判で安達拓裁判長は「明確に拒絶の意思を示す被害者に強いて性行為に及んだ」と悪質さを指摘したうえで、常習性もうかがえるとしました。

そのうえで、犯行を認め反省しているなどとして懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

検察側の求刑は8年でした。

陸上自衛隊山口駐屯地によると隊員の男は懲戒免職処分を受けたということです。