国会議員や富山県内の自治体トップが相次いで旧統一教会との関係断絶を明言する中、新田八朗知事は2日の記者会見で、政教分離や県民にも信者がいることを理由に、知事の立場では関係を絶つという発言はできないとしました。
毛田千代丸キャスター:
「岸田総理が旧統一教会との関係を絶つことを党の基本方針として発表されました。知事としての受け止めをお願いします」
新田知事:
「そうですね。あれは自民党総裁としてそのようなご発言をされたのだというふうに思っております。私も党費を払っている党員ですので、ひとりの政治家としては、そういうようなことを受け止めたいと思っています」
毛田:
「消費者庁や法務省では調査が行われていますが、先日の会見では知事としては結果を見守りたいという発言がございました。ただこの調査というのは、霊感商法だとか多額の献金による家庭崩壊という社会的な問題にあるとの前提にもとづいて行われていると思うんですけど、国の厳しい対応と、いま関係性を明言しない対応というのは、一歩引いた対応になるのかなとも受け取れるんですけどもなぜでしょうか」
新田知事:
「憲法で政教分離の原則というのがあります。特定の宗教に対して、私の知事の立場で応援をしたり、助長したり、促進をしたり、ということはもちろんできません。一方で、例えばその宗教を圧迫したり、干渉したり、禁止をしたり、これもできません。よくチューリップテレビさんがおっしゃる、もっと強い表現で、力強く宣言しろ、おっしゃることは、私はこの宗教に対する圧迫にあたると理解をしております。ですから、そのような言い方をコンプライアンス上問題のある団体や組織とはお付き合いはもうしません、ということは8月9日から明言しているわけでありまして、ご理解いただきたいなというふうに思いますね」
毛田:
「弊社として問題意識を持っているのは、政治と宗教の問題ではなくて、富山市とか高岡市とかいろんな自治体のトップが、関係を絶つと明言されている中で、新田知事が踏み込んだ表現をされないというのは、県民に対して、疑念や不安を生じるのではないかということを申し上げています」
新田知事:
「ですから、チューリップテレビさんは政教分離と関係ないとおっしゃるかもしれませんが、それは関係あることなんです。関係を絶つとか、そういう言い方になりますと、私はこれはもう憲法で規制されてる圧迫になるというふうに思います。そのような言葉遣いは私としては、この場で私は知事として立っているわけですから、使うことはできません。また、いわゆる旧統一教会の信者の方も県民であられる方も、もちろんいらっしゃるわけですよね。ですから、私は現職の知事として、すべての県民の皆さんと、公平に、公正に、お付き合いすべきだというふうに思っています。一部の県民の方だけを切り捨てろというようなことだと思いますが、そういった発言は私はできないと考えております」
毛田:
「その理論で行くと、岸田総理をはじめ県内の各自治体のトップが切り捨てたということになりませんか」
新田知事:
「これは理論というか、私はそう思っているということで、あとはそれぞれご判断だというふうに思います。ただ、総理のことはおそれ多くてアレですけど、市長さん方とやっぱり県知事とは地方行政の長という意味では同じですけども、私は権限がかなり違うと思います。やっぱり県知事の権限はとても大きいので、影響力も大きいです。ですから私はその辺りの言葉遣いは慎重にさせていただきたいということ」
新田知事は2日の定例会見で、政教分離や県民にも信者がいることを理由に、知事の立場では旧統一教会と関係を絶つという発言はできないとしました。
新田知事:
「関係を断ち切るとまで言えとおっしゃるということは、私はその宗教団体への圧迫にあたるというふうに思っていますし、ということはそれを信じておられる方々をやっぱり断ち切るということにつながるんじゃないかと理解をして、私はこの立場でそういう発言はできませんと言っていることです」
一方、旧統一教会と直接結び付けて「コンプライアンス上の課題がある団体でもある」 と発言しました。
新田知事:
「もちろんおっしゃるように世俗的な部分ですね、商売とか商法とかそれについて、コンプライアンス上の課題がある団体でもあるわけですから、それにつきましてはコンプライアンス上の問題のある団体とはお付き合いはしませんと」
また、知事が先週の定例会見でチューリップテレビに対し印象操作のような映像を垂れ流し偏った報道をしていると発言したことについて、2日チューリップテレビは発言の撤回を求め、具体的にどこがそうした報道にあたるか確認しました。
新田知事:
「ご理解いただけないということで、私はこれはもう説明しても意味はないのではないかと思います。個別具体的に言えば、いろいろありますよ。でも、すべてチューリップテレビさんは否定されるであろうし、あれはこうだこうだという話になるでしょ。ですからそれは決して建設的なことにならないということを申しあげたので」
こう述べ、具体的な説明はありませんでした。
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