歴史的な“暴落”からおよそ2週間。きょうの日経平均株価も大きく値上がりし、3万8000円台を回復しました。

東京株式市場では、取引が始まってすぐに半導体や自動車などの輸出関連株を中心に全面高の展開に。終値はきのうより1336円高い3万8062円となりました。

背景にあるのは、アメリカの景気後退懸念が和らいだことです。きのう夜に発表されたアメリカの7月の小売売上高が市場の予想を上回り、投資家心理が改善しました。

さらに、円相場が一時、1ドル=149円台まで円安が進んだことが株価を押し上げました。

日経平均株価は今月5日に“史上最大の下げ幅”を記録し、3万1458円まで下落していましたが、およそ2週間で“暴落”前の水準までほぼ値を戻した形です。