20日、北海道厚岸町の牧場で、両肩にけがをした乳牛が見つかりました。
現場からは、クマの足跡が見つかっていて、町は、何度も乳牛を襲っている大型のクマ「OSO(オソ)18」による被害とみて調べています。
被害が出たのは厚岸町上尾幌(かみおぼろ)の牧場です。
20日午前、牧場の関係者が、両肩にけがをした放牧中の乳牛を見つけ、厚岸町に通報しました。
警察によりますと、乳牛は両肩に噛まれたような傷があり、周辺では牧草がめくれ上がるなど乳牛が争った跡がありました。
現場の牧場では、直径約20センチのクマの足跡が見つかり、厚岸町は、2019年から町内や標茶町で何度も乳牛を襲っている大型のクマ「OSO18」のものと見ています。
乳牛の角には、クマの毛が付着していたことから、研究機関で詳しく調べるということです。

8月21日(日)午前10時30分配信