長いあいだ難病と闘う17歳の少女が「イルカと一緒に泳ぎたい」という夢を実現させました。

国際的なボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」は、難病の子どもたちの夢を叶えることで病気と闘う心の支えにしてもらいたいと、闘病する子どもとイルカが触れ合うプログラムを20年以上前から続けています。
今回、神奈川県に住む西脇和奏さん(17)から「沖縄でイルカと泳ぎたい」という申し込みがあり、恩納村のホテル、ルネッサンスリゾートオキナワの協力で実現することになりました。

和奏さんは4歳の頃に脳腫瘍と診断され治療を行いましたが再発を繰り返し、現在も手術や抗がん剤の投与を続け病気と闘っているということです。
この日、ホテル敷地内のプールでイルカに触れたり輪投げなどをした後、和奏さんが背びれにつかまって一緒に泳ぐ夢を叶えると、家族やスタッフからも笑顔があふれていました。
▽西脇和奏さん
「めちゃくちゃ楽しかったです。夢のようでした」「再発しても再び手術を頑張りたいです」
ホテルは今後も依頼があれば協力し難病の子どもたちの夢を叶えたいと話していました。(取材 岸本幸平)