なじみのあった福澤諭吉からバトンタッチです。20年ぶりに新しい紙幣が発行され、きょうから流通が始まりました。
「それでは新しい日本銀行券の発行を開始してください」
日銀の植田総裁が見守る中、東京の日本銀行を出発した新紙幣。各地に運ばれていきました。
午前10時、埼玉の銀行にたてられたのぼり。店内のATMには行列が。全員「新紙幣」を求める人たちです。
一番乗りで両替
「1番目にここで新紙幣に触れて嬉しい。緊張と新しいものが出てくるわくわくで、ちょっと震えました」
二番目に両替
「新札ゲットできました。もうドキドキがすごい。誰の手にも渡っていなかったので、触り心地がいい」
はじめて触る「新紙幣」にみな一様に笑顔です。
きょうから流通が始まった新紙幣。1000円札は北里柴三郎、5000円札は津田梅子に。長らく1万円の顔を務めた福澤諭吉は渋沢栄一に、40年ぶりにバトンタッチします。
その「渋沢栄一」のふるさと・埼玉県深谷市の銀行では、両替開始1分前を迎えていました。
「(Q.あと1分ですよ)ドキドキする。心臓がドキドキ止まる」
アナウンス
「大変お待たせしました。両替機をスタートします」
「やっと渋沢さんに出会える」
その手に握りしめた旧札10万円を慎重に両替。
「感動しました。手応えありました。一番に来てよかった。本物は違う」
三重県亀山市では、この日を特別な思いで迎えた人がいました。新1万円「渋沢栄一」の孫の孫にあたる御年73歳の岩佐光さんです。
『渋沢栄一』の孫の孫 岩佐光さん
「おもちゃのお札みたい。前のお札(一万円)の方がありがたみがある」
少し辛口な岩佐さん。実は…
『渋沢栄一』の孫の孫 岩佐光さん
「キャッシュレス派です」
とはいえ、おじいちゃんのおじいちゃんが1万円の“顔”となったわけで…
『渋沢栄一』の孫の孫 岩佐光さん
「役に立つように使ってもらえたらいいなと」
今回、新紙幣が導入された狙いには偽造防止の強化と使いやすさの向上があります。
きょうから流通が始まる新紙幣。実際に街で使えるのでしょうか?
記者
「こちらの新紙幣、実際に使えるのか、自動販売機に入れてみたいと思います。戻ってきてしまいました。こちらの自動販売機では新紙幣使えないようです」
一方、都内のつけ麺店では…
記者
「この新紙幣、こちらの券売機に入れてみたいと思います。無事に1000円と読み取ってくれました」
実はこちらの店、きのう駆け込みで券売機の更新作業を終えたと言います。
つけ麺燕武 原彰宏 店主
「半年待ちとか、新札導入の機械が間に合わないとよく言っていたので、本当に間に合って助かったという気持ちでいっぱい」
ただ、機械の更新には15万円から、入れ替えには200万円ほどかかるといいます。
負担がある一方、新紙幣の導入は“キャッシュレス決済”を加速させることにもつながります。
JR東海バスはきょうから一部のバスを除き、運賃箱の運用を取りやめました。
新紙幣の流通が始まりましたが、これまでの紙幣も使えます。詐欺行為も見られることから、政府は「充分に注意してほしい」と呼びかけています。
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