中国の国家宇宙局は、無人探査機「嫦娥6号」が月の裏側で採取してきた土のサンプルの量はおよそ2キロにのぼると発表しました。
中国の無人探査機「嫦娥6号」は25日、世界で初めて月の裏側で採取した土のサンプルを持ち帰ることに成功しました。
中国国家宇宙局の発表によると、サンプルの重さは1935.3グラムにのぼるということで、今後、成分を分析するとしています。
中国が2020年に月の表側から持ち帰ったサンプルには、水が含まれていることが確認されています。
国家宇宙局は27日の会見で、「今回のミッションにより、太陽系と月の起源に関する科学的な謎が解明されることが期待される」と意義を強調。また、今回サンプルを採取した場所は「月のなかで最も大きく、深く、最も古いクレーター」であり、「月の裏側特有の地層や構造を解明できる可能性がある」として、世界各国による共同研究を歓迎すると呼びかけています。
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