アメリカ国務省は、世界の信教の自由に関する報告書を発表し、中国がイスラム教徒のウイグル族らへの弾圧を続けていると非難しました。
アメリカ国務省が26日に発表した2023年版の世界の信教の自由に関する報告書では、中国がイスラム教徒のウイグル族など少数民族に、信教を理由に弾圧を続けていると指摘。
2023年には数千人から1万人以上を施設に収容したと推計しました。
報告書の作成を担当した国務省の高官は、「中国政府は現在も少数民族や宗教的少数派に対し、人道に対する罪やジェノサイド=民族の破壊を行っている」と強い言葉で非難しました。
また、ブリンケン国務長官は、去年10月のイスラム組織「ハマス」によるイスラエルへの攻撃以降、アメリカを含めた世界各地で反ユダヤ主義とイスラム嫌悪が急速に広がっていると懸念を示しました。
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