広島カープが勝った翌日にお伝えするヒーローインタビュー。9日(日)のヒーローは、この2人でした。
秋山翔吾 猛打賞&2打点
松山竜平 代打で勝ち越しタイムリー

広島カープ 秋山翔吾 選手
― 8回、松山選手が作った流れの中での座席。どんな狙い?
「最後、守らなきゃいけないので、1点でも多く取れるようにと思ってやっていました」
― 1ボール後、真ん中付近の変化球、ファーストストライクをしっかり振り切った。
「狙いどおりじゃないですけど、まあ、よかったです。落ちたので」
― 先制後の同点。苦しい中で8回、一丸の攻撃。
「もう雨も降ってきたので、早く勝ち越して終わりたいなと思っていました」
― 先制打は秋山選手の内野安打から始まってエンドラン、そしてスクイズ。まさにカープらしい野球。
「サインどおりにやったのは後ろの2人なので、ぼくの仕事は塁に出ることで。はい、還ってこれてよかったです」
― 雨の中、声援を送ってくだったファンのみなさんに。
「お足元の悪い中、みなさん、球場に来ていただき、本当にありがとうございました。最初、ぼくは雨の中止を願っていたんですけども、みなさんがたくさん入っていただいたおかげで球団を動かし、1打席目に立つことができて、3本打つことができました。本当にありがとうございました」

広島カープ 松山竜平 選手
― お立ち台、お久しぶりです。
「お久しぶりです」
― 5月4日以来。きょうの一打を振り返って。
「いや、もう本当に最高です」
― このところ、くやしい打席も…
「くやしい打席しかなかったです」
― きょうの打席、感触・手応えは?
「手応えは正直、悪かったです。とにかく落ちてくれと思っていました」
― 2塁塁上で両手を挙げてのガッツポーズ。
「いやあ、もう本当に苦しかったので、落ちてくれて本当によかったです」
― 松山さんの一言を聞きたいと残ってくれたファンに。
「雨の降る中、秋山が中止を願う中、最後まで見届けてくれて、ありがとうございます。また来週からもみんなで勝てるようにがんばります。そして、鹿児島にいるばあちゃん、天国にいるじいちゃん、きょう、俺やったよ!」
◇ ◇ ◇
青山高治 キャスター
みごとに締まります。ベテラン2人、頼りになります。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
苦しいところでの活躍の集中力っていうところはさすがだなと思いますし。秋山選手は雨を願っていたと。まんざらウソじゃないんじゃないかなと思うんですよ。先週、ずっと出ているんですよ。先頭でずっと試合に出てくれて、チームを引っ張ってくれて、本当に体的にはしんどいと思うんですけれども、やっぱり頼りになるなと思いますし、“言語化” がすごいなと思います。